プロバスケットボールBリーグ2部(B2)・新潟アルビレックスBBの来季B3降格が23日、決定した。

この日に行われた来季のBリーグクラブライセンス判定会議で発表された。新潟は今季7勝53敗でリーグ全体順位は最下位の14位。B3降格圏内の下位2チームに入って21日にシーズンを終えていた。

発表前の午後2時、新潟の糸満盛人社長(59)、主将の大矢孝太朗(29)、副主将の田中成也(32)が長岡市役所を訪れ、磯田達伸市長(72)にシーズン終了のあいさつをした。

田中は「個の特長の掛け合わせができなかった」、大矢も「最後まで自分たちの戦い方を確立できずに終えてしまった」と苦しんだ胸の内を明かした。磯田市長は、市が今後も支援を継続する意思を示し、糸満社長に「長岡には首都圏の大企業が入ってきている。新しいスポンサーを市としても見つけていきたい。そのきっかけをつくっていただきたい」と要望した。

糸満社長は訪問後、「組織を1から作り直す。総入れ替えで0から見直す」と、昨季はB1、今季はB2の最下位で2年連続降格という低迷を招いた強化部、現場首脳の刷新を明言した。また資金確保のため、同じ「アルビレックス」をチーム名にするプロ野球イースタン・リーグのオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブと、陸上のサトウ食品新潟アルビレックスランニングクラブがネーミングライツを導入したことを念頭に「チームが良くなる、強くなる、面白くなる可能性を排除しない。そう言ったお話しがあれば積極的におうかがいしたい」と話した。【斎藤慎一郎】