ランス・アームストロング(38、米国=ラジオシャック)が16日、AP通信社が選出する「この10年間のベストアスリート」の2位にランクされた。同社と契約する記者ら142人の投票で、1位のゴルフのタイガー・ウッズ56票に次ぐ、33票を集めた。3位はテニスのファラデーで25票、4位は競泳のフェルプスで13票、5位はNFLのブラディで6票だった。

 「ウッズや、フェルプス、そしてファラデーがツール・ド・フランスに出たとしたら、どこまで生き残れるだろう?

 空気の薄いアルプスの厳しい上りの1日?

 太陽が照りつけ溶けそうな道路の1週間?

 肉体的耐久力で判断されるならアームストロングが文句なしだ」「癌(がん)に打ち勝ち、ドーピング問題とも無縁で、サイクリングの歴史を変えただけでなく価値を高めた」と評し、ツール・ド・フランスでの7連覇(1999~2005年)を称えた。