タイヤメーカーの株式会社ブリヂストン(荒川詔四社長)は2日、自動車レースのF1シリーズへのタイヤ供給を来年の契約満了を持って打ち切り、新規契約を結ばないことを発表した。「大きく変化する事業環境の中で、経営の最終目標を実現するには、経営資源を再配分し、革新的技術や戦略分野へ技術開発資源を重点的に集中させることが必要であると判断した」と理由を説明している。来年のシーズン終了までは従来通りの体制で臨む。ブリヂストンは98年からタイヤ供給を開始し、07年からは唯一の供給メーカーになっている。