バスケットボール男子の国内リーグのNBLとTKbjリーグを統合して来年10月にスタートする新リーグに、NBLの企業5チームとNBL下部のNBDLの企業1チームが28日、参加を表明した。

 国際バスケットボール連盟(FIBA)から無期限の資格停止処分を受けた日本協会の改革を主導するタスクフォースがこの日、都内で第4回目の会議を開き、企業チームの代表は川淵三郎チェアマン(78)に新リーグへの申込書を提出した。

 企業チームは過去にプロ化に消極的な姿勢を示し、TKbjリーグとの統合へ向けた協議が進展しない要因の1つともなっていた。これでNBL、TKbjリーグの全47チームが新リーグへの申し込みを完了。今後は川淵チェアマンが理事長を務める新リーグ法人「JPBL」が1部~3部のチームの所属先を決める。川淵チェアマンは「初めは不透明なところもあったが、全チームが参加したことは良かった。だが、心からは喜んでいない。今後、どう地域に根差して強いチームを作っていくか」と話した。

 タスクフォースのメンバーでもあるFIBAのワイス財務部長は「このスピードで問題解決を進めていけば、6月の会議で(日本協会の)資格停止解除を確信している」と話した。