2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、東京都内でアスリート委員会を開き、スポーツの普及や機運を高める方法について意見交換した。五輪選手らが各地の祭りや運動会に参加する案が出たといい、88年ソウル五輪競泳金メダリストの鈴木大地委員長(48)は「要請があれば運動会などにアスリートを派遣することも検討する。部活動の大会を見学に行くだけでも」と話した。

 組織委のスポーツディレクターを務める陸上男子ハンマー投げの室伏も「選手の経験や競技から学んだことが生かせるような体制を作りたい」と前向き。今後、五輪メダリストらが、子どたちと交流する機会が増えていくかもしれない。