ラグビーW杯イングランド大会の第3戦、サモア戦(3日)に臨む日本代表は前日の2日、現地時間午後4時ごろから試合会場のスタジアムMKで約1時間の調整を行った。

 練習後の会見に出席したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC=55)はサモアについて聞かれ「すべてのポジションで体格差がある」と警戒した。

 日本は持久力勝負でじわじわ相手を追い込むのが狙いだ。「相手は肉弾戦でくる。こちらはボールを動かし続ける。KOを狙うのでなく、ジャブで得点を重ねたい」と試合をボクシングに例えて話し、「(チームの)発足時から体格差をどう乗り越えるかを考えてきた。それを見せられる絶好のチャンスだ」と続けた。

 中3日で、長距離移動にくわえて強豪南アフリカとスコットランドとの2試合をこなした。ジョーンズHCは「ビッグゲームに慣れていなかったのにもかかわらず、よくやった」初戦の勝利をたたえ、「目標のベスト8を狙えるところまできている」と意気込みを語った。