世界ランク7位の錦織圭(26=日清食品)が同1位ノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)に3-6、2-6、4-6のストレートで敗れ、1932年の佐藤次郎以来 日本男子84年ぶりの4強入りを逃した。

 第1セットは第6ゲームでジュースの末にブレークされ、3-6で落とした。第2セットも第1、第5ゲームをブレークされ、2-6で失った。

 第3セットは第2ゲームから互いにブレークする展開が続いたが、第6ゲームからジョコッビッチにペースを握られ、反撃できなかった。

 錦織は4回戦まで失ったセットは1セットのみ。ジョコビッチは4回戦で世界15位のシモンとフルセットを戦っていた。スタミナ面で有利かと思われたが、やはり世界1位の壁は高かった。

 過去の2人の対戦成績は錦織の2勝5敗。錦織は2014年の全米オープン準決勝でジョコビッチを破り、4大大会で初めて決勝進出を果たしていた。同じハードコートの今大会でその再現を狙ったが、前回王者の前に屈した。