国際オリンピック委員会(IOC)は3月1日から3日間、スイスのローザンヌで理事会を開催する。

 2020年東京五輪関連では、大会組織委員会の森喜朗会長や武藤敏郎事務総長がテレビ会議で2日の審議に参加し、最終候補4作品に絞り込まれた公式エンブレムの選定や競技会場などで進捗(しんちょく)状況を報告する。

 8月5日の開幕まで半年を切ったリオデジャネイロ五輪の準備報告も行われ、経済悪化による会場整備の遅れや中南米を中心に拡大するジカ熱の対応策が審議される。ロシア陸上界のドーピング問題や国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件を受け、国際競技連盟(IF)の組織運営強化を目指す改革案の経過も報告される予定。