団体世界ランキング2位の日本女子が、同11位の北朝鮮に3-1で勝ち、2大会連続の決勝進出を決めた。6日の決勝は中国-台湾戦の勝者と対戦。勝てば71年名古屋大会以来45年ぶりの金メダル獲得となる。

 1番手の伊藤美誠(15=スターツ)が1次リーグでの対戦では勝利したキム・ソンイ(21)にストレート負けし、日本に不安が募った。だが、2番手の石川佳純(23=全農)がエースのリ・ミョンスン(24)に3-0、3番手の福原愛(27=ANA)もリ・ミギョン(25)を3-1で下した。

 4番手で再登場の伊藤は1-1で迎えたリ・ミョンスン戦の第3ゲームに驚異的な粘りを見せた。9-10と一時はゲームポイントを奪われたが、ジュースに持ち込む熱戦に。

 最後は18-17から3連続失点して落としたものも、第4、第5ゲームを奪い返して逆転勝ちした。「やっと終わったというのもあるし、本当に勝ってホッとした」と安堵(あんど)と涙を流した。決勝に向け、「金メダルを目標にやってきたので、あと1試合思い切ってやりたい。このチームに入れてすごく光栄です」と話した。