ロシア水泳連盟は17日、昨年の世界選手権女子100メートル平泳ぎで優勝した23歳のユリア・エフィモワ(ロシア)にドーピング違反で暫定資格停止処分を科したと発表した。タス通信によると、ことしから世界反ドーピング機関(WADA)の禁止薬物に加えられたメルドニウムに陽性反応を示した。

 2012年ロンドン五輪200メートル平泳ぎでは銅メダルを獲得したエフィモワは、14年に国際水泳連盟(FINA)から筋肉増強剤によるドーピング違反で1年4カ月の資格停止処分を受けており、永久失格になる可能性がある。元コーチは「彼女の担当医に責任がある。メルドニウムは昨秋から世界中で警告されていた」と述べた。