前節試合がなかったサンウルブズは、レベルズ(オーストラリア)に完敗し、開幕から3連敗となった。

 先制点はサンウルブズ。開始3分、中央付近で反則を勝ち取ると、W杯イングランド大会のサモア代表SOトゥシ・ピシ(33=サントリー)が約40メートルのペナルティーゴール(PG)を決めた。

 その後は3戦2勝と好調だったレベルズに押され気味の展開に。12分、フランカーのリードにゴール右へ逆転トライを奪われた。同26分にはSOデブレツェニに右中間約40メートルからPGを決められた。すぐ後の28分にピシがふたたびPGを決めて6-8と追い上げ、32分にはゴール目前まで迫ったが、密集のボール争奪戦で反則を奪われて逆転のチャンスを逃した。36分に中央約25メートルでPGを許し、6-11で前半を折り返した。

 後半も先にPGを決めて一時2点差としたが、9分、17分とトライを奪われて点差を放された。9-28となった20分には相手のシンビン(一時退場)で数的優位になったが、トライを狙った攻撃がゴール目の前で阻まれるなどチャンスを生かせず。逆に30分には自陣22メートルライン付近で味方ボールをこぼしたところを奪われて一気にトライを許し、突き放された

 試合後、フッカー堀江翔太主将(30=パナソニック)は「最後の詰めの部分が足りなかった。練習して修正したい。守備の部分が課題」と悔しそうな表情を見せた。ホームでの試合ながらミスも重なり、初勝利の予感はなかった。