4年ぶり最多8度目の優勝を狙った福岡は、健闘及ばず、44-64で新潟に敗れ、3度目の準優勝となった。

 福岡は第1Qを10-22とされたが、第2Qに反撃、21-8として、前半は31-30と1点リードで折り返した。しかし、後半、連戦の疲れから足が止まった。マークの隙を突かれ、第4Qには新潟・吉川瑠(新潟市立鳥屋野中2年)に、3連続3点シュートを決められ、力尽きた。

 「他の選手のマークで、7番(吉川)から目を切ってしまった」と篠原重治コーチ(51)は天を仰いだ。その一方で、準決勝の激闘後、決勝でも奮戦した選手たちをたたえた。

 「11番(黒川虎徹=中村学園三陽中2年)は腕にきていた。4番(小川麻斗=福岡市立西福岡中2年)と11番は出ずっぱりにもかかわらず、最後まで笑顔でやってくれた」と最大限の評価。「選手たちには、みんな良く頑張った。胸を張って福岡に帰るぞ、と言いたい」と、3日で6戦を戦い終え、最後は満足した様子だった。