卓球のリオデジャネイロ五輪団体代表の伊藤美誠(15=スターツ)とフィギュアスケートの本田真凜(14=大阪・関大中)が、ともに目標に掲げる五輪金メダル獲得へ結束した。28日、都内で文部科学省のスポーツ選手らの顕彰、表彰式に出席。伊藤が「選手としても、かわいさとしても尊敬。連絡先も交換したのでお互い高め合いたい」と言えば、本田も「同じように五輪に出られるように頑張ります」と笑みを浮かべた。

 2人の交流は、伊藤が本田について「かわいすぎる」と公言したことから始まった。3月の世界選手権団体戦(マレーシア)で銀メダルを獲得後、ツイッターに本田から「おめでとう」とのコメントが届いた。本田が同月の世界ジュニア選手権(ハンガリー)に初挑戦で優勝した際には、伊藤が祝福コメントを送るなど急接近。前日27日に都内のイベントで初対面した。

 伊藤は「昨日はあまり話せなかったけれど、今日は一緒に写真も撮れた。これからは試合に応援もいって仲良くしたい」。18年平昌五輪出場を目指す本田よりひと足先に、五輪に出場する伊藤は「最低でも決勝に進み、いい色のメダルを持って帰る」と意気込んだ。【鎌田直秀】