ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(20=クラレ)が13日、W杯遠征から成田空港着の航空機で帰国した。開幕から4戦3勝と好調で、W杯の通算勝利数は男女通じて歴代単独2位となる47に伸ばした。「数字は(男女で)土俵も違うので…」としつつも、「昨年よりもいい出来で仕上がってきている。おごらずに、やるべきことをやって良い結果を出していければ」と話した。

 報道陣から、自身にとっての今年を表す漢字を問われると、「広」の一字を挙げ、「1つのことに集中するのも大事だが、広い目を持って物事をとらえられるようにしないと、余裕が持てない。いろんなことに興味を持つことがジャンプにもつながると思う」と説明した。

 次戦は17日に北海道・名寄で行われる国内大会に出場を予定している。その後は札幌で調整を続けながら、年明けのW杯に向けた準備を進めていくという。