第17シードで世界17位の35歳のロジャー・フェデラー(スイス)が、10年以来となる5度目の優勝を飾った。

 第9シードで同9位の30歳のラファエル・ナダル(スペイン)を、6-4、3-6、6-1、3-6、6-3で下し、元世界ランク1位対決を制した。

 最初にリードを奪ったのはフェデラーだった。第1セットの第7ゲームでブレークすると、そのまま押し切って、このセットを奪った。

 第2セットは激しい展開となった。ナダルが第2、4ゲームのブレークに成功。しかしフェデラーも負けじとブレークバック。最後はナダルが決めて五分に戻した。

 第3セットは一転、フェデラーが第2、6ゲームにブレーク。終始圧倒しそのまま奪った。

 第4セットは、ともにキープで迎えた第4ゲームにナダルがブレークに成功。その後は好ラリーを見せるなど両者がキープを続たが最後はナダルが奪いタイとした。

 最終セットに入り、ナダルが第1ゲームをブレーク。第2ゲームがフェデラーが2本のブレークチャンスを生かせず、ナダルがキープし2-0。その後ともにキープした第6ゲーム、フェデラーがブレークバックに成功しタイに。第7ゲームはフェデラーがキープ。第8ゲーム、フェデラーに3本のブレークチャンス。ナダルはジュースまで戻すが最後はナダルのショットがアウトとなり、フェデラーがブレークに成功し5-3。第9ゲームはフェデラーがキープし勝利した。  

 フェデラーは4大大会通算18度目の制覇となり、自らが持つ男子最多記録を更新した。ナダルとの通算対戦成績は12勝23敗。