フィギュアスケートの全日本選手権は25日、来年3月の世界選手権(東京)の代表最終選考会を兼ねて長野県ビッグハットで、女子のショートプログラム(SP)や男子のフリーを行う。女子の浅田真央(中京大)や村上佳菜子(愛知・中京大中京高)は、午前の公式練習で最終調整を行った。

 復活に期待が懸かる浅田は、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)のチェックを入念に繰り返し、転倒や大きな着氷の乱れはなかった。村上は得意の2連続3回転ジャンプの安定感が光った。練習中は笑顔も浮かべ、緊張は感じられなかった。

 6年ぶりの優勝を狙う安藤美姫(トヨタ自動車)、昨年2位の鈴木明子(邦和スポーツランド)も好調な仕上がりをアピールした。