アイスホッケーのアジアリーグで初優勝した東北フリーブレイズの田中豪主将が26日、横浜市の新横浜スケートセンターで、東日本大震災被災者支援を目的としたチャリティーイベントを行った。サイン会や子どもたちとの合同練習、募金活動を行った。田中も福島県内でプレーオフ(震災で中止。韓国チームと両者優勝)前の練習中に地震に遭った。「決勝戦のために設置した客席が崩れ落ちたり、怖くて命からがらで避難しました」と振り返った。

 この日はチームメートも北海道のスポーツショップでサイン会を行い、八戸で復興ボランティアに参加した選手もいた。田中は「応援してくれる福島や八戸のみなさんがつらい思いをしているのをニュースで見て、いてもたってもいられず、イベントを開催した。1日でも早く被災地が復興し、東北のみなさんに笑顔が戻るよう、精いっぱい協力したい」と話した。