ラグビー日本代表のCTBニコラス・ライアン(32=サントリー)が、W杯1次リーグ第2戦となる16日ニュージーランド戦(ハミルトン)への意気込みを語った。

 13日はオークランド近郊のシルバーディール・ラグビー場で非公開調整。オーストラリア出身で、日本国籍を持つニコラスは、世界ランク1位のオールブラックスの弱点を問われると「弱点?

 あったら教えてくれますか?

 どこかニュージーランドに弱点はありますか?」と笑顔で逆取材。

 さらにバックスの軸となるニコラスは「全ての試合はスペシャルだけれど、オールブラックスは世界ナンバーワンの相手。(初戦の)フランス戦のように勢いを持って、ビルドアップしていきたい。現実的に、日本がやれることをやるしかない。相手に自分たちがやれることをぶつける。全てをぶつける試合にする」ときっぱり。

 95年W杯南アフリカ大会で、日本がニュージーランドに17-145の歴史的大敗を喫したことについては「過去の話をするつもりはない」を耳を貸さなかった。

 日本は14日に決戦の地となるハミルトンに移動し、ニュージーランド戦の先発メンバーを発表する。