スピードスケートの全日本選手権は17日、青森県の八戸市長根リンクで開幕する。16日は雪がちらつく中、会場の屋外リンクで公式練習があり、男子で3度の優勝を誇る平子裕基(開西病院)らが氷の感触を確かめた。

 男子で3年ぶりの優勝を狙う平子はベテランらしく落ち着いた表情で調整した。「ドンと鳴ったら全力で滑るだけ。そうすれば結果は付いてくる」と自然体を強調した。

 引退も視野に入れながら競技を続けていた昨季と違い、今季は前半からW杯に参戦し、男子長距離の第一人者の地位を保っている。「練習もできているし、調子は悪くない」と手応えを口にした。