<スピードスケート:W杯>◇2日目◇19日◇ロシア・チェリャビンスク

 男子500メートルは加藤条治(日本電産サンキョー)が34秒92で優勝し、及川佑(大和ハウス)は35秒14で前日に続く3位となった。加藤は同種目でW杯通算11勝目。長島圭一郎(日本電産サンキョー)は35秒26で7位、上条有司(日本電産サンキョー)は35秒27で8位だった。

 フォームは「荒れている」といい、体調も万全ではない。それでも、加藤はただ1人の34秒台をたたき出した。バンクーバー冬季五輪の金メダリスト、韓国の牟太■を0秒09差で抑え、男子500メートルで今季初優勝した加藤は「もうちょっとタイムは出ると思った」とやや不満そうだったが、観客からの声援には笑顔で手を振って応えた。昨季に続き、第1戦で優勝して世界に存在感を示し「早い段階で世界と自分のレベルを比べたかった。トップにいることは確認できた」と手応えを口にした。※■は金ヘンに凡