「しずちゃん効果」で、日本ボクシング勢が68年メキシコ大会以来のメダル獲得を目指す。自衛隊の「五輪内定自衛官に対する激励・見送り」が17日、東京・市谷の防衛省で行われ、フライ級の須佐勝明(27)らボクシング勢3人は「しずちゃんのおかげで、注目された。その注目に応えたい」と声をそろえた。

 しずちゃんの五輪出場は絶たれたが、ボクシング界には追い風が吹いている。今大会のボクシング代表は4人で、92年バルセロナ大会以来の多さ。2大会連続出場の清水は「前回は2人だけで寂しかったけど、今回は力強い」と話した。前回なかったテレビ放送も、今回は生中継の予定。引退を撤回して現役復帰した須佐は「メダルを持ち帰りたい」と話していた。