全日本スキー連盟は4日、海外遠征などで日本スポーツ振興センターからの助成金を過剰に受給していたため、過剰分を返還することを明らかにした。選手の海外遠征費などを補助する「スポーツ団体重点競技強化活動助成」が対象で、選手から集めた遠征参加費や国際スキー連盟からの補助金を計上しておらず、助成上限を上回る金額を受け取っていた。過剰受給は11年度までの5年間で約600万円になる見込み。11年度分の140万6000円はすでに返還したという。谷総務本部長は「どうしてそうなったかはわからない。不正と言われれば受け入れるしかない」と話した。