日本相撲協会は26日、大麻や覚せい剤など違法薬物をチェックするため、東京・両国国技館内の相撲診療所で力士や親方らを対象とした5回目の尿検査を実施し、昨年大麻所持容疑で逮捕され、相撲協会を解雇された元若ノ鵬が所属していた間垣部屋など6部屋の104人が受検した。

 名古屋場所前の6月19日以来の検査となったこの日、対象は間垣のほか、鳴戸、境川、玉ノ井、湊、立浪の各部屋。相撲診療所の吉田博之所長によると、このうち、幕内岩木山(境川部屋)ら4人が新型インフルエンザの影響で欠席した。

 これまで4回の検査では合計22部屋の427人が受けたが、結果はすべて陰性となっている。検査は全協会員が完了するまで継続される予定。