大相撲八百長問題の再発防止策を検討する大相撲新生委員会(委員長=島村宜伸元農相)は30日、東京・両国国技館で会合を開いたが、予定していた再発防止案の取りまとめを延期した。問題の実態解明に当たる特別調査委員会の処分案決定が4月1日にずれ込んだためで、次回会合は未定。

 会合では、罰則規定の細部を詰めるなどの作業を行った。新生委は、力士の監視強化などに主眼を置いた6項目の再発防止案を軸に話し合いを進めている。

 島村委員長は「調査委員会の処分案をきちんと受け、可及的すみやかに(再発防止案の取りまとめを)やって、夏場所の開催というファンの期待に応えたい」と話した。