横綱白鵬(24=宮城野)が2日連続で遅刻した。2場所ぶり11度目の優勝を果たした名古屋場所千秋楽から一夜明けた27日、名古屋市内の宿舎で会見。午前7時の予定だったが、主役が現れたのは午前7時23分。「まだ寝てます」と酔いが残った様子で「久しぶりにおいしいお酒を飲めました」。午前3時ごろまで祝杯を挙げていたという。

 26日には千秋楽恒例の「協会あいさつ」に遅れたばかり。「渋滞と車の故障が原因」ではあったが、前代未聞の失態にも「逆にそれが良かったんじゃないかと思います。優勝することもできたし。協会の方には少し迷惑をかけたかなあ」とケロリとした。会見後は帰京し、成田空港から家族とともにモンゴルへ帰国。再来日は8月3日を予定している。現在年間57勝で、朝青龍が05年にマークした最多84勝に「並べればいいと思います」と意欲を見せたが、気持ちの緩みが気になるところだ。