初場所で28度目の優勝を飾った横綱白鵬(28)は都内の宮城野部屋で会見し、春場所(3月9日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)に向けて遠藤(23=追手風)との稽古に興味を示した。

 28度目の優勝を飾った白鵬が、遠藤との合同稽古に興味を示した。春場所の稽古場は同じ大阪・堺市内にあり「同じ一門だしね。ちょっと稽古してあげようかな」とニヤリ。初対決が確実な春場所を前に、胸を出す考えだ。自らの若手時代も振り返り「初めて上位に来たときは、横綱、大関には目も合わせられないようなすごいオーラがあった」と懐かしそうに話した。

 2度目の綱とりに失敗した大関稀勢の里には「言葉を掛けるなら『出会い』。2月はソチ五輪もある。(調整法などを)いろんな方に出会って吸収してやっていくことだ」と助言。綱とり場所になる鶴竜には「12番はいけるんじゃないか。(13、14勝は)その辺が際どい。精神的にどう乗り越えていくかだ」と話した。