大相撲の期待のホープ、西前頭筆頭の遠藤(23=追手風)が、東京場所で初めて出稽古に行くことになった。2日、師匠の追手風親方(元前頭大翔山)は「(5日の)稽古総見が終わってから3日ほど、出稽古に行かせようと思う。何場所か前から決めていた。境川部屋を予定している」と明かした。名古屋場所では、北の湖理事長(元横綱)らも上位との「出稽古」を勧めていた。埼玉・草加市の部屋から近い境川部屋には新大関豪栄道のほかにも、関脇妙義龍ら4人の関取衆がいる。稽古相手には申し分ない。この日、軽く汗を流した遠藤は「いつまでも勉強、勉強と言っていられない。もっともっと向かっていって自分の相撲を取りたい」と意欲的だった。