序盤からアストロズ打線が長打を重ね、6回で試合は決まってしまった。誰が何本打ったか分からなくなるぐらいの展開だったが、もっとも目に留まったのは3番のアルテューベだ。2本塁打、1二塁打、2四球で手がつけられなかった。

左足の踏み込みの強さに特長がある。構えでは、左足はややオープン気味に後ろに引いている。そこから投球に合わせ、ホームベース側にぐっと踏み込む。ただし、強く踏み込んで左足をクロスさせても、左肩は中にあまり入らない点が独特。球筋に対し上体が平行に近いままなので、広角に打つことができる。6回の右方向へのホームランが象徴的だった。

バットを振り出してからの回転が速い。もともと、体の芯に強さがあるのだろう。そこは個人差があるとはいえ、身長170センチに満たない選手がここまで長打を打てる。多くの日本人選手にとって手本になる存在だと、改めて思わされた。二塁守備でも球際の処理、捕ってからの俊敏な動き、さらに送球の強さと年齢的な衰えを感じさせない。35歳の今季は左翼にも就いている。日本のプロ野球でも30代後半の野手は増えている。日米の違いはあるが、アルテューベの活躍は励みになると思う。

第2戦、ドジャースは大谷が先発する。二刀流が復活して4試合目。登板を経るごとに出力が上がってきており、どんどん不安なく投げているように見える。状態は悪くない。アルテューベとは初回1打席のみの対戦になるはず。ドジャースファンにも力を認められているからこそ、大ブーイングで迎えられる強打者に対し、バースデー登板の大谷がどういうピッチングをするのか。非常に楽しみだ。(日刊スポーツ評論家)

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3回に2ランホームラン放つアストロズのアルテューベ(ロイター)
3回に2ランホームラン放つアストロズのアルテューベ(ロイター)
6回に3ランホームラン放つアストロズのアルテューベ(ロイター)
6回に3ランホームラン放つアストロズのアルテューベ(ロイター)