食欲、スポーツ、読書…。よく食べ、よく動き、よく学ぶ。秋には魅力がたっぷりある。期待値が高く、若い選手の多いオリックスは「可能性を探す秋」になりそうだ。

西村監督は言う。「日々で(選手の成長)状況は全然変わってくる。(秋キャンプでは)個々のレベルを上げてくれればチームとしてプラスになる」。球団名がオリックスとなった89年以降で初めてとなる「分離キャンプ」を実行。投手陣は舞洲で、野手は高知で汗を流している。リハビリ組も、すでに来季を見据える。舞洲では左足アキレス腱(けん)断裂からの復活を目指す伏見が、足への負担を考慮して座りながらティー打撃を敢行。腰痛に苦しむ大城もマシン打撃で状態を確認する日々だ。

最下位に沈んだ今季だが、来季こそは…。可能性に富んだ20年オリックスは、新たな光りを探してはい上がる。【オリックス担当 真柴健】

オリックス伏見寅威(2019年5月2日撮影)
オリックス伏見寅威(2019年5月2日撮影)