ガンケル(右)とウオームアップするサンズ
ガンケル(右)とウオームアップするサンズ

ここ1カ月、阪神の新助っ人たちの流ちょうな日本語に何度も驚かされた。「コンニチワ」「アリガトウ」は、もう何度も耳にする。春季キャンプ中の囲み取材では、ジョー・ガンケル投手(28=マーリンズ3A)が、好きな日本食を聞かれ「ウナギ丼、カツ丼、スシ…納豆キライ」とスラスラ答えていた。

ジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)とジェリー・サンズ外野手(32=韓国・キウム)は、「もう1球!」「もう一丁!」の言葉を使いこなしているという。まだ直接聞いたことはないが、打撃練習で「モウ、イッキュウ!」「モウ、イッチョウ!」と練習のおかわりを要求する2人を想像したら、なんだかうれしくなった。

他の国から来た人が日本の文化に興味を持ったり、楽しんでくれている姿を見ると、とてもうれしい気持ちになる。ボーアは毎週月曜日に球団が紹介してくれた日本語教師を招き、日本語の勉強にいそしんでいるそうだ。1月末の入団会見でもすでに、日本語の教材を聞いて書き取りながら、学んでいることを明かしていた。

異国の文化を積極的に受け入れる姿勢は、グラウンドでの活躍にもきっとつながるはず。お立ち台で流ちょうな日本語を披露してくれる日を楽しみに待ちたい。【阪神担当 磯綾乃】

道の駅「ぎのざ」でギノザチーズミーバーガーを食べるサンズ(左)とボーア
道の駅「ぎのざ」でギノザチーズミーバーガーを食べるサンズ(左)とボーア