阪神井上広大外野手(20)のプロ3年目のシーズンが始まった。昨年50打点とファーム打点王に輝いた大砲候補は、オフの期間から手応え十分だった。巨人岡本和真内野手(25)と年始に合同自主トレを行うなど充実したオフを過ごした。「休みの期間でやってきたことは、和真さんのところに行ったこともそうですけど、本当に間違えてないというか、自分のやっていることは合っているんだなと思う」。

その成果は2月の高知・安芸キャンプの頃から見えていた。フリー打撃の弾道がひときわ目立っていた。軽く振った球は左翼の通称ディアーネットまで飛び、バックスクリーンにも何度も運んだ。「思っている以上の打球だったり、スイングができていると思います」。本人も着実に成長の手応えを見せていた。

キャンプ終盤に新型コロナウイルスの陽性判定で練習ができない期間もあったが、実戦復帰3戦目となった3月19日の四国IL・徳島戦では左中間に2ランを放ち、好調ぶりをうかがわせた。25日ウエスタンリーグ開幕戦からずっと4番を任されるのは首脳陣の期待の表れ。「自分の中で、この年が勝負だなと思っています」。井上がアーチを量産すれば、チームが活性化することは間違いない。