DeNAエドウィン・エスコバー投手(30)が12日の巨人戦(横浜)で、NPB通算300試合登板を達成した。

17年に日本ハムに加入。同年シーズン途中にDeNAにトレード移籍し、来日6年目で節目に到達した。

お決まりのせりふは「オトコハダマッテ、ナゲルダケ」。起用シチュエーションが多岐にわたる中、任されたイニングで全力を尽くし、18年から4年連続で50試合以上の登板を記録。「ハマの鉄腕」として中継ぎ陣を支える。

「オトコハダマッテ、ナゲルダケ」の考えは、母オネイダさんの教えが大きかった。子どもの頃に「文句を言わずに黙って、自分の仕事を全うしなさい」と言われ、心に刻んだ。

オネイダさんからはこうも言われた。「毎日、神様に感謝して、与えられた機会を大事にしなさい」。マウンドに立てることへの感謝と、首脳陣、チームメート、ファンの思いに応えるために懸命に腕を振る。

8日の母の日。「人生で一番大事な人」と愛する母に感謝の思いを込め、お花を贈った。「教育もしっかりしてくれて、すごく感謝してますし、これからも健康でいい日を過ごしてほしいです」。遠く離れた日本で、息子は母の教えを胸に今日も役割を全うする。【DeNA担当 久保賢吾】