阪神佐藤輝明内野手(25)の記念弾は、自慢の中継ぎ陣たちに“救援”されていた!?

1日の巨人戦(甲子園)は甲子園球場開場100周年のメモリアルゲームだった。佐藤輝は8回に7号アーチ。この試合阪神唯一の本塁打だった。ホームランボールは2日から甲子園歴史館で展示されている。

ボールを回収したのはファンでも球団関係者でもなく石井大智投手(27)だった。右翼ポールの内側を通過した打球。最終的には一塁側アルプス席と外野席の間にあるブルペンの出入り口付近に落下した。普段、リリーフカーが出ていく通路に張ってあるネットの上に、ぽつんと着弾していた。

ブルペンで待機していた石井ら中継ぎ陣。石井は「ザキさん(岩崎さん)が、そのへんにあるんちゃう? って言ったので」と明かす。先輩からの指示を受け様子を見にいくとボールは確かにあった。

石井は「ありましたよ」と先輩たちに報告。ここでブルペンでは「ボールをとりにいってあげようぜ」という空気になったという。 ただ、ネットは手では届かない高さだ。「ストレッチポールでつっついて」と、普段アップ時にお世話になっている相棒を器用に駆使した。ボールをうまくネットから落とし、その後、球団関係者から佐藤輝のもとへ。石井が確保した話を聞いた主砲も「えっ?」と驚いていた様子だった。

そのまま放置していたら…。100周年メモリアルの記念ロゴが刻印した特別仕様のボールだったとはいえ、他の試合球と一緒に回収され行方不明になっていたかもしれない。メモリアルデーに飛び出た4番の1発の裏で、虎自慢の中継ぎ陣の協力プレーが光った。【阪神担当 中野椋】