<ソフトバンク6-1ロッテ>◇15日◇みずほペイペイドーム
ソフトバンクがまた大きな1勝を積み上げた。1-1の同点で迎えた7回に山川が勝負を決めるグランドスラム。本拠地で13連勝は南海時代の65年以来、60年ぶり。福岡移転後は初の快挙となる白星となった。
敵地・所沢での西武2連戦は○●。連勝は6でストップしたが、眠い目をこすっての当日移動ゲームでも8月快進撃を続けるチームに「連敗」の文字はなかった。連敗したのは7月10~12日のオリックス、楽天の3連敗が最後。もう1カ月以上も連敗を喫していない。球宴後の後半戦は、3敗を喫しているが、敗戦後は必ず白星を挙げ、しっかり負の流れを断ち切っている。
ホームで強く、連敗をしない-。これはまさしく強いチームの絶対条件。酷暑の夏も無関係だ。この日、緒方が1軍再昇格。7回、代打で出場し遊ゴロ内野安打。一塁へヘッドスライディングを決め勝ち越しの起点を作った。さらに8回には投前へセーフティーバント(記録は内野安打)を決め、今季3度目のマルチ安打。2軍降格の悔しさはしっかりプレーで晴らした。V争いもさることながら、若手には1軍生き残りの競争も激化。控えの選手たちも気の抜けない夏が続き必勝の相乗効果を生んでいる。
優勝マジックの点灯も間近だが、ホークスにとって大きな数字も近づいている。この日の白星でダイエー時代を含め福岡移転後2639勝。パ・リーグ(1リーグ時代は除く)となっての南海時代の勝ち星2647勝にあと8勝と迫ってきた。今季は残り37試合。更新は確実だろう。「ホークス」にとって大きな節目となるシーズンになることは間違いない。「強いホークスを目指して一緒に戦ってほしい」-。もう30年以上も前になるが、小久保監督は故ダイエー中内いさおオーナーの言葉に入団を決意し、福岡にやってきた。親会社は変わったが、「強いホークス」の継承へ揺るぎなき2年目のタクトを振っている。何とも感慨深いシーズンとなりそうだ。




