<楽天0-6ソフトバンク>◇25日◇楽天モバイルパーク
今年最後の「みちのく遠征」でソフトバンクの有終ゴールが見えた。緊迫の0行進が続いたが、7回に3番栗原が2点適時打。先発大関に大きな先制点をプレゼントした。敵地・所沢で2位日本ハムが4点リードも逆転負け。ハム敗戦の報を知ってか知らずか、最終9回には攻撃陣も勢いづいて大量4点を加点。終わってみれば楽天に完勝した。優勝マジックは2となり26日にも小久保監督が杜(もり)の都で宙に舞う。
先発大関が7回無失点で13勝目。序盤こそ乱調でピンチを招いたが、4回からしっかり立ち直り、ホームを死守。マスクをかぶった嶺井は「(大関は)途中から何とかボールを操れるようになった」と苦笑いだった。
今季、チームにはモイネロ、有原、大関、上沢と4人の2ケタ勝利投手が誕生。05年以来、20年ぶりの快挙だ。脚光を浴びる先発4本柱だが、しっかり「女房役」として支えてきた捕手陣の存在も忘れてはいけない。躍動する4投手が華麗な生け花なら、海野、嶺井らの捕手陣はしっかり水の中で花姿を支えてきた剣山のような存在なのかもしれない。
昨オフ、主戦マスクだった甲斐がFA権を行使して巨人へ移籍。連覇を目指すチームにとって開幕前の最大の課題は「正捕手」の確定だった。ここまで海野がキャリアハイの100試合に出場。この日、大関とコンビを組んだベテラン嶺井もDeNAから移籍3年目でホークス最多の62試合に出場。打撃面を含め、2人ともにまだまだ課題はあるものの、しっかり投手陣をリードしてきたのは間違いない。
この日は、7回まで嶺井、そして8、9回は海野の捕手リレーで完封勝利。マスク越しに奮闘し続けた彼らの存在も忘れてはいけない。




