<ソフトバンク10-2オリックス>◇3日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンクの本拠地最終戦は思わぬ? アーチ競演となった。初回、いきなり無死一塁から2番柳町が右翼ポール際へ先制の6号2ラン。5回にはビッグなアーチが飛び出した。1点を追加し、なおも1死満塁から5番栗原が右中間テラス席へ8号グランドスラムをたたき込むと、続く6番谷川原がメモリアルの1発を放った。オリックス先発佐藤の7球目。変化球を強振した打球は右翼席最前列に飛び込む3号ソロ。このアーチが、巨人、西武に続く3球団目、ホークス(1リーグ時代を含む)通算9500号の記念弾となった。

「打ったのはカーブです。追い込まれてからうまく対応することができました。ホームランと最高の結果となってよかったです」。自身8月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来約1カ月ぶりの快音が、大きな歴史を刻んだ。

すでにリーグ連覇を決め、5年ぶりの日本一に向けてチームはしっかりフォーカスしている。右すねの骨挫傷で思わぬ長期離脱を余儀なくされた柳田も6回、左中間テラス席へ9501号となる3号ソロ。4月1日の日本ハム戦(エスコンフィールド)以来、約半年ぶりの1発はポストシーズンへ向けて大きな光明と言える。本拠地ラストゲームで、メモリアル弾を含め4本のアーチが飛び出した。1試合4発はチーム今季初。「ホームランは1発で試合の流れを変えるからね」。本塁打が飛び出すたびにそう言う王会長がこの日は所用で不在だったのが残念だが、この時期の「破壊力搭載」は頼もしい限りだ。

柳田、近藤の負傷離脱や山川の不調もあって、チーム本塁打は99本。テラス席が誕生した15年シーズンから毎年チーム本塁打100本以上を記録してきただけに、最後の1試合で何とか達成してもらいたいものだ。【ソフトバンク担当=佐竹英治】