2年ぶりのセンバツで頂点に立ったのは東海大相模ですが、出場32校それぞれに熱い戦いがありました。記者たちの印象に残った言葉を厳選し、「言葉の力」としてお届けします。

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北海・木村大成投手(3年)

北海・木村大成投手(3年)
北海・木村大成投手(3年)

「夏も秋も観客があまりいないところで投げていたので、いきなり大きな舞台で投げることになり、舞い上がって序盤にギアを上げすぎた。(昨年)秋のように落ち着いて入ることと、後半の体力を夏への課題にしたい」(開幕試合の神戸国際大付戦で好投も延長10回にサヨナラ負け)

三島南・伊藤侍玄主将(3年)

三島南・伊藤侍玄主将(3年)
三島南・伊藤侍玄主将(3年)

「21世紀枠で選出された自分たちみたいなチームでも、地区を勝ち上がってきたチームに対抗できた。試合中は自信を持ってやれたと思う」(1回戦の鳥取城北戦、終盤まで接戦を演じた試合を振り返り)

上田西・山口謙作投手(3年)

上田西・山口謙作投手(3年)
上田西・山口謙作投手(3年)

「160球を超え、スピード、キレが落ちていました。スタミナが課題です。夏、この舞台で投げられるように。成長した姿を見せられたら」(1回戦の広島新庄戦、延長12回に162球目をサヨナラ打され)

高崎健康福祉大高崎・小沢周平主将(3年)

高崎健康福祉大高崎・小沢周平主将(3年)
高崎健康福祉大高崎・小沢周平主将(3年)

「いいグラウンドでいい環境なんですけど、気持ちの整理もできなくて、この結果が力なんですけど、持っている力を発揮しきれなかった。難しい場所だなと感じました」(強打を誇る関東王者は、2回戦で天理・達投手に2安打完封負け。初めての甲子園について)

市和歌山・小園健太投手(3年)

市和歌山・小園健太投手(3年)
市和歌山・小園健太投手(3年)

「小さい時から甲子園に出る夢を見てきた。とても素晴らしい場所ですが、すごく怖い場所だと思いました」(2回戦の明豊戦で決勝打を浴びて敗戦)

智弁学園・中陳六斗内野手(2年)

智弁学園・中陳六斗内野手(2年)
智弁学園・中陳六斗内野手(2年)

「体が小さいから嫌とかはない。母に『ごめん』と謝られたこともあります。でも自分でやるしかない。小さくてもホームランを打てる選手になればいい」(身長166センチ。大会直前に登録選手入りし、公式戦初スタメンとなった2回戦の広島新庄戦で3打数2安打1打点1盗塁)

仙台育英・伊藤樹投手(3年)

仙台育英・伊藤樹投手(3年)
仙台育英・伊藤樹投手(3年)

「甲子園は自分の力以上のものを発揮させてくれる場所だけど、怖い場所でもある。流れひとつで、ミスや細かいところがずれてしまうと、一気に流れを持っていかれてしまう」(準々決勝の天理戦、4回に味方の3失策から4失点)