誕生日が違う珍しい同じ1年生の兄弟が、大野のバッテリーを組んだ。

 一塁を守っていた兄の林下勝也が、2回2死二、三塁から2番手で登板。捕手の弟健吾と7回までコンビを組み、その間に3点を許した。ピンチでは健吾が何度もマウンドへ駆け寄った。

 99年4月生まれの勝也は「全力疾走とか徹底しているチーム」と花巻東の印象を語り、00年3月生まれの健吾は「甲子園に出る高校の実力を知って、いい経験になりました」と負けてもプラスに捉えていた。