東海大相模(神奈川)が、初優勝を狙った仙台育英(宮城)を破り、70年以来45年ぶり2度目の優勝を飾った。

 6-6の9回表、先頭打者の小笠原慎之介投手(3年)が甘く入った変化球を右中間スタンドへ勝ち越しソロを放った。その後も3連打などで3点を追加し、熱戦に決着をつけた。

 ナインから胴上げされた門馬敬治監督(45)は「最高です。(小笠原の本塁打は)私も驚きました。よく最後まで粘り強く戦ってくれた」。161球を投げ抜いた小笠原は「最高です。三振してもいいくらいのスイングをして、ホームランになって良かった。苦しい夏でした」と笑顔で汗をぬぐった。