主将の一喝が大勝を呼び込んだ。午前中の試合前に自校グラウンドで行っていた練習中に花巻東の敗退を知らされた途端、雰囲気が緩んだため、全部員116人を集合させて石橋泰成内野手(3年)がゲキを飛ばした。

 「自分たちの目標は花巻東が負けることではなくて、甲子園に出ること。集中しないと達成できない。自分たちも足元すくわれるぞ」。

 試合でも2安打1打点と主将の役割を果たした。12年から続く偶数年の夏の甲子園出場については「今年は自分たちがいく年だと分かっている。勝利の執念では負けない」と胸を張った。