浦和学院が立教新座を破り、2年連続24回目の決勝進出を決めた。同校は5月16日から行われる春季関東大会(千葉)に出場する。

玉栄久豊内野手(3年)がサイクル安打達成に迫る、2本塁打を含む5打数4安打5打点の活躍で打線をけん引した。

今年のチームのスローガン「先制打」を体現した。玉栄は初回、1ボールからの真っすぐを捉えると、打球はレフト芝生席に飛び込んだ。「狙った通りにスイングができました。入るとは思っていなかったんですが、風に乗ってくれました」。この回、打者一巡で迎えた2度目の打席では、2死三塁で左越え適時二塁打。5回は2死二塁から右前適時打。あと三塁打1本でサイクル安打達成の期待がかかった第5打席の7回には、2死三塁からスライダーを捉えて左越え2ラン本塁打。「(サイクル安打は)考えていませんでした。チームが勝てればいいと思っていたので」。普段はムードメーカーで明るい性格も、チームのための1本に感情を押し殺し、淡々とダイヤモンドを駆けぬけた。

準々決勝終了後、選手たちはミーティングで新たに「仲間のために」というスローガンを掲げた。蜂巣祥万主将(3年)は「関東大会出場も大事な目標ですが、まずは決勝戦を全員で戦おう、と決めたんです」。登録選手は25人も、ベンチ入りできるのは20人。今大会から、決勝戦だけは登録選手25人がベンチ入りできるという(ただし、試合に出場できるのは20人)。決勝戦、25人全員ベンチで戦う。思いをひとつにして臨んだ試合。玉栄も、この冬取り組んだウエートに食トレの成果をチームメートのために、存分に発揮した。蜂巣は「あとは勝つだけです」と、明日の優勝を誓った。