秀岳館(熊本)が、終盤に追い上げを見せるもあと1歩届かず。初の決勝進出を逃した。

 初回、先頭の松尾大河内野手(3年)が三塁打、その後無死一、三塁と先制の好機を迎えるも、盗塁死や、本塁タッチアウトなどで無得点。

 3回の守備では、2死二、三塁から2番手中井雄亮投手(3年)にスイッチするも、相手打線につかまり3失点。自慢の継投策が裏目に出てしまった。

 その後、リードを4点に広げられてから7回に1点、8回に2点を返して1点差としたが、追いつけず。今センバツと同じベスト4で姿を消した。

 チームを率いた鍛治舎巧監督(65)は「初回に点が入らなかったのが痛かった。このチームは大変な練習と高い要求に良く応えてくれた。熊本の皆さんに後1試合ドラマを届けたいと思っていたんですが、残念です」と悔しげな表情を浮かべた。