秀岳館(熊本)が、投打に圧倒して3季連続4強入りを果たした。1回1死一塁から、3番木本凌雅内野手(3年)が左翼越えの先制2ラン。

 昨年春夏4強メンバーが口火を切った打線は15安打9得点と爆発。機動力を誇る相手チームを力でねじ伏せた。

 鍛治舎巧監督(65)は「ベルト付近はどんどん打っていこうと言っていた。よくみんな打ってくれた」と打線をほめると、相手の機動力については「走られてもいいよと言ってました」と気にしないことを徹底させた。

 先発9回13奪三振2失点の川端健斗投手(3年)も「けん制はしてません。目標の日本一に向けて、まずは明日の準決勝を勝ちたい」と鼻息を荒くしていた。