優勝候補の一角、第2シードの東陵は、接戦の末に初戦を突破した。

 2回までに4点のリードを奪ったが、雨は強まるにつれて、大崎中央打線にエース右腕佐藤瑞輝(3年)が捕まり、一時1点差に詰め寄られた。だが8回裏に9番三谷玲温捕手(3年)の中越え適時二塁打で突き放した。

 千葉亮輔監督(46)は「スコア以上に苦しい試合だった。瑞輝は調子は悪かったと思う。ただ崩れそうで崩れなかった。打たれましたけど、持ち味は出せた」と語った。佐藤瑞は「ボールがぬれていたので、自分の思うようなピッチングができなかった。雨だから投げられないというわけではなく、今後につなげていきたい」と話した。