三本松(香川)が、15安打の猛攻で丸亀城西に7-1と大勝し、24年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決めた。1点を先制された直後の5回、1死から3長短打で逆転に成功。さらに盛田海心(かいしん)内野手(3年)が右越えに2ランを放ち「狙った通りのストレートをうまく運べた」と胸を張った。1年夏に右膝の半月板を損傷。先発復帰まで1年以上かかる重傷だった。リハビリで苦しんだ分、優勝の喜びはひとしお。過去の全国大会は、希望枠で出場した05年選抜も含めいずれも初戦敗退だけに「まずは1勝したい」と意気込んだ。

 ◆三本松 1900年(明33)に高松中大川分校として創立。49年、現校名に。生徒数484人(女子238人)。野球部は10年創部で部員52人。主なOBは大相撲の元関脇神風。甲子園は春1度、夏は今回が3度目。東かがわ市三本松1500の1。竹内伸校長。

◆Vへの足跡◆

2回戦4-1坂出商

3回戦12-0善通寺一

準々決勝7-6高松商

準決勝6-5大手前高松

決勝7-1丸亀城西