中京大中京(愛知)が1イニング3本塁打と打線が爆発し、2年ぶり28度目の夏の甲子園出場を決めた。

 0-0で迎えた4回無死二塁、3番の沢井廉外野手(2年)のバックスクリーン左への2ランで先制した。なおも1死走者なしから5番諸橋駿外野手(かける=3年)、6番谷村優太内野手(3年)の連続アーチ。一気に4点を入れた。

 その後も着実に得点を重ね、9-1の快勝で栄徳を下した。高橋源一郎監督(37)は「本来、本塁打が出ないチームですが、声援が後押しになりました。相手もいい投手で3回までとらえることができなかった。『もう1つコンパクトに』と言ったことが、いい結果につながったと思う」と振り返った。