過去に4度8強の聖光学院は投打がかみ合い、初戦を突破した。戦後最長となる11年連続出場の聖光学院に対し、おかやま山陽は春夏通じて甲子園初出場。

 先制したのは聖光学院。2回無死一塁から、5番仁平の左翼フェンス直撃の三塁打。続く6番松本が一、二塁間を破り、この回2点を挙げた。

 聖光学院は3回1死三塁で4番柳沼が左翼へきっちりと犠飛を打ち上げ、1点を加えた。

 おかやま山陽は1回裏1死三塁、3回裏にも2死二、三塁と得点圏に走者を置くが、あと1本が出ない。おかやま山陽先発の背番号10大江は4回に4点目を失ったところで降板。背番号1の小松にマウンドを譲った。

 聖光学院は5回にも仁平が適時打し、2回から4イニング連続得点。8回にも1点を加え、6-0とリードを広げる。先発マウンドの斎藤は被安打5、12奪三振と好投し今大会完封一番乗りを果たした。