早実・清宮幸太郎内野手(3年)が高校通算108号本塁打を放った。幼少期から怪物と注目され続ける清宮の伝説の数々を紹介する。

▼北砂リトル時代

<1>敬遠球を本塁打 小学6年時に出場した全国大会で外角に外した敬遠の球を左翼席へ。日高監督は「衝撃でしたね。あの球をスタンドに持っていくかと」。

<2>バットが変形 清宮の使用するカーボン製のコンポジットバットは、衝撃でボコボコに。チームメートだった日大三・青山悟内野手は「キヨの使ったバットは丸から三角に変形した」。

<3>ボールを寄付 北砂リトルでの通算本塁打数は132。ボールは選手に贈られるルールで、あまりの数に、父・克幸さんがボールを差し入れした。日高監督は「毎試合、本塁打を見てるような感覚でした」。

<4>ベーブ・ルース弾 中1で出場した世界大会の決勝。清宮は、史上最長の94メートルの特大弾で世界一に導いた。米メディアからは「和製ベーブ・ルース」として特集された。