第90回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の選考委員会が26日、大阪市内で開かれ、秋季関東大会4強の慶応(神奈川)は、9年ぶり9度目出場が決まった。

 昨年はあと1勝でセンバツ出場を逃した。悔しさをかみしめながら、1年間を過ごしてきた。下山悠介主将(2年)は「先輩たちの、あと1歩で甲子園を逃した思いを晴らそうと思っていた。今はうれしい気持ちでいっぱい。粘り強さが僕たちの強み。甲子園でも見せていきたい」。関東大会では1点差で2勝を挙げていた。

 森林貴彦監督(44)は就任3年目で甲子園出場を決めた。「日本一を目指せるチャンスを得た。当然、狙います。それと慶応の魅力を全国に発信したい。子供たちに『野球って面白そうだな』と思われる野球をしたい」と意気込んでいた。