センバツ高校野球が23日、甲子園球場で開幕し、出場36校による13日間(準々決勝翌日の休養日を含む)の熱戦が始まる。開会式は午前9時から。

 【1回戦】

 ▽第1試合(午前10時30分)

 東筑(福岡)-聖光学院(福島)

 東北大会優勝の聖光学院は投打に力強さがある。衛藤は130キロ台後半の速球とスライダーを軸に防御率は1・05、打線も五味ら中軸は長打力がある。東筑は昨夏の甲子園を経験したエース石田が頼り。右横手から制球よくコースを突きたい。

 ▽第2試合(午後1時)

 英明(香川)-国学院栃木

 守りを中心とした野球を展開するチーム同士の顔合わせ。英明は昨秋の公式戦8試合を一人で投げ抜いた2年生の黒河が、大舞台でどこまで踏ん張れるか。実力のある3投手をそろえる国学院栃木は、継投のタイミングが鍵となりそうだ。

 ▽第3試合(午後3時30分)

 明秀学園日立(茨城)-瀬戸内(広島)

 投打充実の明秀学園日立に分がある。エース細川は馬力があり、140キロ台の直球を投げる。1番増田は長打力が魅力で、4番芳賀は左の好打者だ。瀬戸内は浴本を軸に守りが堅い。門叶は昨秋、1試合4本塁打を記録するなど爆発力がある。